2020年08月17日

5分後に意外な結末 ベスト・セレクション 黒の巻(桃戸ハル)

運命は、その人間のものだ (p26)
(天使嫌い)

 シリーズ累計300万部突破の人気シリーズのベスト集。20本のショート・ショートは、オリジナルのほか、サキ「無口なアン夫人」や太宰治「駆け込み訴え」を原作とする翻案作品も収録。桃戸ハルさん編著による書き下ろしの超ショート・ショート19本も加えた新ヴァージョンとのこと。
 印象に残ったのは、越智屋ノマさん「天使嫌い」、おかのきんやさん・桃戸ハルさん翻案の「息子の親友」、おかのきんやさん・桃戸ハルさん・橘つばささん「愛の言葉」。



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2020年08月11日

まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

「その人間の本質って、たいがい第一印象どおりのものでしょう。親しくなったら、そのぶん相手をよく知ることができる、というわけでもない。ひとは、言葉や態度でいくらでも自分を装う生き物だからね」 (p48)
「だれかに必要とされるってことは、だれかの希望になるってことだ」 (p105)
「いくら期待しても、おまえの親が、おまえの望む形で愛してくれることはないだろう」
 …―… 
「だけど、まだだれかを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、あまえは新しくだれかに与えることができるんだ。そのチャンスは残されてる」 (p163)
愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだ (p196)
不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはないと思う。 (p288)

 東京のはずれ「まほろ市」を舞台に。まほろ駅前で便利屋を営む多田と、そこに転がり込んだ同級生・行天の二人が関わる依頼にみえる様々な人間関係を軽やかに、でもテーマは重めかな。印象的な言葉がちりばめられた作品でした。映画は見てないが、瑛太さんと松田龍平さんで脳内再生されていました、テレコだったけど。第135回直木賞受賞作。


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2020年08月07日

疾風の勇人 7(大和田秀樹)

未来が 見えたんじゃ…
未曾有の 経済発展をする この国の未来が…!!
たとえ 正しいことを しようとしていても
 〝力〟がなければ 何もならんことが 身にしみてわかった わい
数は 〝力〟じゃ
泥を すすってでも その〝力〟を 手に入れる
新しい 日本のために のう

 1952年~55年
 連載終了時に物議を醸した問題のシーンを大幅に加筆修正!
 巻末のインタビュー第5回は、藤井孝男自由民主党岐阜県連顧問

疾風の勇人(7)

疾風の勇人(7)

  • 作者:大和田 秀樹
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 2017年08月23日

ラベル:大和田秀樹
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