2016年02月29日

薔薇十字叢書 桟敷童の誕(佐々木禎子)


馬鹿はひとつの言葉に表裏をつけるから馬鹿なのだ。足りない頭でいちいち物事の表裏斜め上斜め下挙げ句、切って捻って態態自分にだけ都合のいい意味を見つけだす。ありもしないものを見つけだして誇らしげにしてどうする。

生きている限り毎日毎日結果しかないのだ。昨日も明日もどうでもいい。すべては今日だ。そして今だ。今、善であるか。今、正義であるのか。それだけだ

薔薇十字叢書4冊目。
寒天の膜の裡でもがく作家を巻き込み、傍若無人な探偵が、桟敷わらしの事件を仕切る。京極堂の幕引きは、「憑き物がいない」事件だけに、台詞が少なめであっさり。
関口と中禅寺や榎木津、木場修との関係の描写に、著者の関口愛を感じた一冊でした。

薔薇十字叢書 桟敷童の誕 (富士見L文庫) -
薔薇十字叢書 桟敷童の誕 (富士見L文庫) -
ラベル:佐々木禎子
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック