2016年08月27日

襲名犯(竹吉優輔)


誰も模倣する気が起きない、馬鹿げた人殺し。それがお前だ

 図書館業務に関するリアル感に対し、警察行政に関するアンリアル感が強いのが気になりました。まぁリアルでいうと、犯行当時の「ブージャム」の周辺人物の洗い出しは徹底されるはずなので、このような展開にはならないと思いますけど…。とはいえ、猟奇殺人者「ブージャム」の造形や、帰結に繋がるそれまでの描写の丁寧さには好感が持てます。テーマ的には、犯人当てよりも、登場人物の心理描写がより深く描かれているとより良かったと思いました。第59回江戸川乱歩賞受賞作。

襲名犯 (講談社文庫) -
襲名犯 (講談社文庫) -


ラベル:竹吉優輔
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