2016年10月02日

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官(川瀬七緒)


ようこそ虫の縄張りへ

組織の中で、意味もなく協調性を放棄するようなやつは、どんなに有能でも使えない。敬意を払えないやつも同じだ。

 トランクルームで腐乱死体が発見されるという、前作同様の凄惨な事件で幕を開ける法医昆虫学捜査官シリーズ第2作。オビキンバエにクロナガアリ、ハッチョウトンボにカメルーンオオヤスデと、今作も「虫の知らせ」を駆使したストーリーで、蘊蓄も豊富でした。作品全体としては、原型作品の要素を取り込み過ぎた感じは否めませんでしたが、著者デビュー作を彷彿させる事件構造で、後半の事件解明は一気読みでした。
 それにしても、ウジの数をお茶碗何杯ぶんかで想像させるのは体に悪いですね。

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) -
シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) -


ラベル:川瀬七緒
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