2016年11月06日

遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架(桑原水菜)


長い間、自分を保つためには、錆びるのも必要なんだ

生まれもったもんはどうしようもない。傷ついた気持ちを抱えてその場所に留まっていても、自分がつらくなるだけだ。自分じゃどうしようもないものよりも、自分の力でどうにかできるもの、手に入るかもしれないものに目ぇ向けたほうが、楽になる。

戦争を終わらせるために原爆投下が必要だったなんて、アメリカの口実です。彼らは、国としてももう戦う力など残ってなかった日本で、核の実戦使用という名の実験がしたかっただけなんです。

『相良さんは本当に西原くんの味方なんですか。本当に信じてもいいんですか!』

ひとは間違いを犯す。だけど必ず過ちに自ら気づく時がくる。諦めず、絶望することなく。真実の光を土の中に求め続けなさい

 若き天才発掘師・西原無量を主人公とするシリーズ3冊目。 島原を舞台に、天正遣欧使節から日本の戦中戦後処理、そしてキリスト教の秘密組織までもが絡むサスペンス。今作は遺跡発掘についても詳しめです。相良忍の置かれた立場が見え隠れし、引き続き次作への期待も高まる終幕でした。それにしても、全体にギャグ風味で描かれる永倉萌絵は、きちんとヒロインに成れるのでしょうかね。

遺跡発掘師は笑わない  まだれいなの十字架 (角川文庫) -
遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架 (角川文庫) -

遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架<西原無量のレリック・ファイル> (角川文庫) -
遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架<西原無量のレリック・ファイル> (角川文庫) -


ラベル:桑原水菜
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