2016年12月25日

密室蒐集家(大山誠一郎)


いわゆる『密室の殺人』が起きると、どこからともなく現れて解決すると言われている謎の人物や

犯人が意図的に密室を作った場合、その理由としては八つ、考えられます

ダイイング・メッセージの解釈のみに基づいて犯人を特定しようとするのは、柔らかい土壌の上に基礎工事もせずに家を建てるようなものです。

 外見は30歳前後の男性だが、どの時代でも同じ外見をしている幻想的な探偵“密室蒐集家”が事件を解決する短篇集。第13回本格ミステリ大賞受賞作。
 偶然に守られた感も強いが、余分な感情を込めない純粋な密室パズラーもの。その意味では「少年と少女の密室」はやや不満。年代の違う5編は、その時代に制約されたトリックや謎解きでフェアに書かれていると思います。明治期でも近未来でも活動できる探偵なので、続編を希望したいですね。

密室蒐集家 (文春文庫) -
密室蒐集家 (文春文庫) -


ラベル:大山誠一郎
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