2017年02月19日

臨床真実士ユイカの論理 ABX殺人事件(古野まほろ)


「ABX連続殺人の最初がAなら、次はBよ。そしてこのケースだと、その次はOでしょうね」

結論は実験から生まれる。実験は仮説から生まれる。仮説はまさに、素朴な疑問から生まれる。

まだしたいことがある。まだできることがある。だから、ヒトは生きてゆく。どうせ死ぬと解っていても。それがヒトの意志であり、ヒトの自由よ。

 シリーズ2作目。主人公・本多唯花の持つ特殊能力について多くの説明がなされていたこともあり前作未読でも問題ありませんでした。
 クリスティの「ABC殺人事件」を意識した作品で、シリーズとして古典的作品のオマージュとなっているようです。
 論理パズラーもので「読者への挑戦状」も挿入されていますが、出題編ではフェアとはいえない表現も多いので、期待しすぎにはご注意を。キャラ文芸として愉しむのが吉な作品だと思いました。





 シリーズ2作目。残念ながら1作目は未読ですが、主人公本多唯花の持つ特殊能力について多くの説明がなされていたこともあり単体でも問題ありませんでした。
 副題からも判るようにクリスティの「ABC殺人事件」を意識した作品であり、シリーズとしては古典的作品へのオマージュとなっているようです。
 主人公が“障害”と表現する特殊能力は、言葉の真偽と虚実を判別する能力。それゆえに、ミステリとしては論理パズラーです。出題編のあとには「読者への挑戦状」が挿入されており、ミステリファンには嬉しい構成となっています。
 とはいえ、この作品の最大の魅力は主人公の“ツンデレ”特性の方かもしれません。感度不良の男子大学生や、変な口調の警察官が脇を固め、キャラクター文芸として愉しませてもらいました。
―― 【会員数100万人突破記念・合計100タイトルプレゼント!】で頂きました。ありがとうございました

ラベル:古野まほろ
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