2017年02月28日

眼球堂の殺人(周木律)


不勉強なこと自体は罪じゃないが、そうと知りつつ何もしないことは大罪だ

誰かの見解に異議を唱えようとするときには、必ず自分の見解を持たねばならない。

たとえ荒唐無稽な思いつきであったとしても、発想できることは、それだけで十分に尊いものだ。

攻撃する価値のある問題かどうかは、反撃してくるかどうかで解る

公理、公準、基礎、そして常識……これらの先入観を取り去ることによって、僕らの眼前には、いつも新たな地平が開かれる

この混沌とした世界には、『神』などいない。あるのは只、『人』……それだけだ

 奇妙な建築物に集められた天才たち、という設定にメフィスト賞受賞となると、先行作を想わざるを得ず、自ずと期待が高かったのですが、トリックも真の結末という展開も、最後まで予想の範疇に収まってしまったのは少し残念でした。
 ミステリとしては、異質の存在にしか思えなかった「ザ・ブック」でしたが、シリーズが進む事でこれが新しい方向へと変わるのかもしれません。
 建築物に数学者と好みの題材が揃っているので、次作以降も読みたいと思います。




ラベル:周木律
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