2017年11月13日

謎の館へようこそ 白(文芸第三出版部)


悩んで悩んで選びとった選択が正しかった、なんて感じる瞬間――人生という航路の先が一面の青空に包まれているような心地がするはずだって。それがきっと運命なんだって。 (p138)
 (銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~)

高層ビルは虚勢だ。どんなに高いビルを建てても技術が進めば他に追い抜かれる。 (p224)
 (噤ヶ森の硝子屋敷)

 「館」をテーマにした「新本格」ミステリーのアンソロジー。東川篤哉さん「陽奇館(仮)の密室」、一肇さん「銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~」、古野まほろさん「文化会館の殺人―Dのディスパリシオン」、青崎有吾さん「噤ヶ森の硝子屋敷」、周木律さん「煙突館の実験的殺人」、澤村伊智さん「わたしのミステリーパレス」の6篇収録。
 「新本格で館もの」という期待とは裏腹な作品が多かった印象ながら、矛盾しつつも「ミステリーパレス」が一番の収穫でした。



【関連本】



posted by 千木良 at 23:00| Comment(0) | 読書記録|93日本文学小説・物語 | 更新情報をチェックする
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