2018年02月25日

日本文学100年の名作 第5巻 百万円煎餅(池内紀・川本三郎・松田哲夫)


つぎつぎと生産することばかりに熱心で、あとしまつに頭を使うのは、だれもがいやがっていたのだ。 (p182)
 (おーい でてこーい)

やれやれ、人間というものは、生きるにも死ぬにも人に厄介になるものですわ (p376)
 (補陀落渡海)

悪口とか酷評とかは、事実を知らざるものほどうまい具合に云いまわすものである。 (p498)
 (山本孫三郎)

 新潮文庫創刊100年記念の中短編全集第5巻。1954年から63年に発表された16篇を収録。収録作は、梅崎春生「突堤にて」、芝木好子「洲崎パラダイス」、邱永漢「毛澤西」、吉田健一「マクナマス氏行状記」、吉行淳之介「寝台の舟」、星新一「おーい でてこーい」、有吉佐和子「江口の里」、山本周五郎「その木戸を通って」、三島由紀夫「百万円煎餅」、森茉莉「贅沢貧乏」、井上靖「補陀落渡海」、河野多惠子「幼児狩り」(新潮社同人雑誌賞)、佐多稲子「水」、山川方夫「待っている女」、長谷川伸「山本孫三郎」、瀬戸内寂聴「霊柩車」。


posted by 千木良 at 23:00| Comment(0) | 読書記録|93日本文学小説・物語 | 更新情報をチェックする
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