2019年08月04日

七夕の雨闇―毒草師―(高田崇史)

近松門左衛門の世界のような美しい話ですめば、この七夕も更に微笑ましい風習の一つとなっていたでしょう。しかし実際は、もっと陰湿で陰険で陰惨な話なのです (p254)
 QEDスピンオフ、毒草師シリーズ四作目は「七夕」の民俗学。七夕行事に秘められた、日本人を縛る千三百年の呪を解くミステリ。織女と牽牛を誰に比定するかが今作の肝。そして、それが"代々続く家の因習と業”を明らかにする事件解明つながる、という安定の読み応えでした。脳科学者である中野信子さんの解説も秀逸でした。
 七夕だけに棚旗さんもカメオ出演しています。

七夕の雨闇

七夕の雨闇

  • 作者:高田 崇史
  • 出版社:新潮社
  • 発売日: 2018年06月28日

【シリーズ作】


posted by 千木良 at 23:00| Comment(0) | 読書記録|93日本文学小説・物語 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください