2019年11月21日

蜂蜜と遠雷 上・下(恩田陸)

 明るい野山を群れ飛ぶ無数の蜜蜂は、世界を祝福する音符であると。
 そして、世界とは、いつもなんという至上の音楽に満たされていたことだろう、と。 (上・p14)
 やはりこの子は …―…
 音楽の神様に愛されてるんだ。 (下・p23)
 何かが上達する時というのは階段状だ。
 ゆるやかに坂を上るように上達する、というのは有り得ない。 (下・p154)
 音楽は本能だもの。鳥は世界に一羽だとしても、歌うでしょう。それと同じじゃない? (下・p272)
 国際ピアノコンクールを舞台に、4人のピアニストたちの成長を描く青春群像劇。天才が多すぎて、あって然るべきドロドロな葛藤が見えないこともあり、最後まですっきりと一気に読ませてくれる作品でした。
 第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞受賞作。



ラベル:志儀保博 恩田陸
posted by 千木良 at 23:00| Comment(0) | 読書記録|93日本文学小説・物語 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください