2017年07月17日

GOSICKs Ⅳ(桜庭一樹)


善意と鈍感が手をつなぐと一種の悪徳になる (p52)

並外れた知識は、人を――。 見てはならぬ深遠を、黙って、笑いながら見下ろし続ける、ちいさな悪魔にしてしまうのかもしれない――。 (p106)

祈りというものに、世の中を直接的に動かす力はほとんどないが、だが、しかし…… …―… それだからこそ、この貧しき地上のどこかに、常に〝祈る〟人が必要なのかもしれん。 (p111)

我々は終わりゆく巨大な世界、ヨーロッパにいるのだ。歴史のきまぐれに翻弄され、神々の黄昏の時に居合わせたに過ぎない。終末を告げる喇叭の音がいまにも聞こえるようだ (p176)

 クリスマス前日の“リビング・チェス大会”、嵐の前の静けさと言うべき平穏な冬の一日を描く、シリーズ第4短編集。グレヴィールの初恋やヴィクトリカの出生など、それぞれの“秘密”が明かされ、物語はいよいよ「2度目の嵐」へ。


posted by 千木良 at 23:00
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