2017年11月05日

邪馬台国と黄泉の森(長崎尚志)


「どの文化もさ。担い手に劣等感があってひがんでいるときは成長するけど、世間が認め出すと凋落するものらしい」 (p28)

信念は、曲げてもいいんだぞ …―… 曲げてもいいどころか、曲げるためにあるもんだ。だけど柳と同じで、曲がってももとに戻る …―… 肝心なのは、信念を捨てないこと……捨てさえしなければいい。 (p113)

マンガは、どうにかこうにか生き延びた …―… 生き残った理由は、やっぱり悪は悪、善は善……そこの基準だけは、曲げなかった作品が多かったからだと思わない? (p391)

 容貌魁偉、博覧強記のフリー編集者・醍醐真司を探偵役とするミステリ第2弾。歴史の謎を解く面白味が加わるとの前評判でしたが、邪馬台国の部分は本筋とはあまり関係が無かったようです。全4話の連作短篇で長篇を成す構成も、第3話の必要性が薄く(安蘭少年は今後の作品の軸になるのかもしれませんが)、回収されず残された伏線が次に繋がることを期待したいと思います。



【単行本】


posted by 千木良 at 23:00
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